Amazon.co.jp ウィジェット ソング・オブ・ラホール | 温故知新/音楽評論家ノダセイジ
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ソング・オブ・ラホール
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    映画「ソングオブラホール」のDVD、宣伝会社の担当さんから、早々届いた。シュルティ・ボックス の演奏で始まる映像はパキスタンの伝統音楽が衰退していった話に繋がる、タリバンによる原理主義的イスラーム化が音楽を始め映画などの娯楽を禁止して、本来あったその産業もなくなってしまった話は悲しい。徐々に演奏者達が集まり、再び音楽が創造されていく過程が素晴らしい。タリバンが侵攻してくる最中、パキスタンの音楽を禁止していったらしい。テロだけでなく文化も破壊していく原理主義イスラム教徒のタリバン!映画では、まずかつて活動的に演奏会などされていたラホールに数少なくなったパキスタンのミュージシャンが集まり、演奏を続ける中。ジャズとパキスタンの伝統音楽にある即興性に気づき、米国で育ったジャズをパキスタンの伝統楽器(主にはインド楽器と同じ)で演奏してみよう。やるなら、伝統音楽らしさを残しつつ・・・と開始し、後にニューヨークで米国のジャズミュージシャンと合同演奏のコンサート米国で行う話が持ち上がる。必死に練習するパキスタンのラーホールの奏者たち。がなかなかまとまらない。そのまま渡米することになる。現地で合同の練習をするもまとまらない。そしていよいよ、コンサート本番。大勢の聴衆を前に演奏するのが初となるラホールの奏者たちはテンションもMAXになり、ノリ始め、あれだけまとまりの悪かった米国人ジャズメンとの演奏も大成功となる。この過程が素晴らしく感動的だった。シャルミーン・ウベード=チナーイ監督が女性(上の写真)というのも映像の目線が非常に優しく、温かい。人権派の女性らしい目線の素晴らしい映画でした。パキスタン政府は彼女の芸術文化への貢献に対して、栄誉賞であるヒラーレ・イムティアーズ勲章を授与。きっとこの映画をきっかけにまたパキスタンの伝統音楽が復興することを期待したいと思います。♪音楽を業とする方にはぜひ観て欲しい映画です。この映画を通して、なぜ自分は音楽を演奏するのか、また聴き楽しむのかいまいちど考えさせてくれ、音楽素晴らしさを再確認できることでしょう。

     

     

    監督自身のことば(公式サイトより)

    シャルミーン・ウベード=チナーイのことば

     

    私は祖父からパキスタンの昔の音楽のことを聞いて育ちました。祖父はコンサートで演奏する楽団や、日曜の夜に街角で演奏する音楽家の話をよくしてくれたのです。私が育った1980年代頃には、それはすべて過去のものとなっていました。祖父の話を聞いて、その時代に生まれていたらどんなだったのだろうとよく考えたものです。2012年ごろ、ラホールの音楽家たちが一丸となり、パキスタンの伝統楽器を使った音楽をレコーディングしているという無謀とも思えるような話を聞いた時、それが私の伝えたい物語だと気づきました。その時は彼らの旅がどこへたどりつくのかなんて想像もつかず、ただ彼らの声や音楽を残したいと思いました。ラホールからNYのジャズ・アット・リンカーン・センターへ、音楽家たちは彼らの使命を見つけました。ウィントン・マルサリスとのコンサートは満席となり、そこで演奏する彼らを撮りながら、あの夜、私は祖父が語った私たちの過去の話を思い出し、思いがけずその時代の一端を経験できたのです。

     

    公式サイト 

    http://senlis.co.jp/song-of-lahore/

     

    映画予告編 

     

     

    JUGEMテーマ:映画

    posted by: seiji | 音楽 | 11:34 | - | trackbacks(0) | - |
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